議事録の作成方法|会議メモから短時間でまとめる手順

公開日:2026年10月2日

議事録は、会議の発言を記録する文書だと思われがちですが、本来の目的は「何が決まり、誰が何をするのか」を参加者と関係者に共有することです。この目的に絞れば、議事録は短く、早く書けるようになります。この記事では、その具体的な方法を説明します。

議事録に時間がかかる理由

議事録の作成に1時間以上かかる場合、多くは次のどちらかに当てはまります。

・発言をすべて書き起こそうとしている

・会議が終わってから、何が決まったのかを思い出そうとしている

発言の記録が必要な会議(取締役会など、正式な記録が求められるもの)を除けば、通常の打ち合わせの議事録に発言の全文は必要ありません。読む人が知りたいのは結論です。

議事録に書く項目

社内の打ち合わせであれば、次の項目があれば十分です。

  1. 1

    会議名・日時・場所・参加者

  2. 2

    会議の目的(何を決めるための会議か)

  3. 3

    決定事項(確定したこと)

  4. 4

    次のアクション(誰が・何を・いつまでに)

  5. 5

    議論の要点(決定に至った理由や、出た意見)

  6. 6

    持ち越し事項(決まらなかったこと、次回話すこと)

決定事項と次のアクションを、議論の要点よりも前に置くのがポイントです。忙しい人は冒頭しか読みません。最初の数行で結論が分かる構成にします。

会議中のメモの取り方

議事録を早く仕上げるための準備は、会議の前から始まります。

会議の前に枠を作っておく

議題ごとに「決定事項」「アクション」「メモ」の欄を用意しておきます。会議中は、その欄を埋めていくだけで済みます。

「決まったこと」に印を付ける

メモを取りながら、決定したことには「決」、誰かが引き受けたことには「→担当者名」と書き添えます。この印があるだけで、後の整理が格段に楽になります。

その場で確認する

決まったのかどうかが曖昧なまま話題が移りそうなときは、「今の件は、○○ということでよろしいですか」と確認します。議事録を書く人だからこそ聞ける質問であり、会議の質も上がります。

議事録の例

例
10月度 販促会議 議事録 日時:2026年10月2日 14:00〜15:00 場所:第2会議室 参加者:営業部3名、企画部2名、店舗運営部1名 目的:年末キャンペーンの内容を決定する ■ 決定事項 ・年末キャンペーンはポイント2倍とする(割引は行わない) ・期間は12月1日〜25日 ■ 次のアクション ・チラシ案の作成(企画部/10月17日まで) ・レジ設定の手順確認(店舗運営部/10月24日まで) ■ 議論の要点 ・昨年は割引率を上げた結果、売上は伸びたが利益が減った ・店舗からは、レジ操作が複雑になる施策は避けたいとの意見があった ・ポイント2倍であれば、レジの設定変更のみで対応できる見込み ■ 持ち越し事項 ・SNS広告を追加するかどうか(次回会議で費用を確認して判断)

この分量であれば、会議中のメモに印が付いていれば15分ほどでまとめられます。会議の当日中に共有することを目標にすると、参加者の記憶が新しいうちに誤りの指摘も受けられます。

AIで議事録を作るときの伝え方

断片的なメモを整った議事録にまとめる作業は、AIが得意とするところです。メモが箇条書きでも、順番が前後していても、議題ごとに整理してくれます。

ただし、一つ注意点があります。メモだけを渡して「議事録にして」と頼むと、AIは「意見として出ただけのこと」を「決定事項」として書いてしまうことがあります。これを防ぐには、決定事項と次のアクションだけは、自分で書き分けてからAIに渡します。

・会議のテーマと目的

・参加者(部署や人数でも可)

・話し合った内容のメモ(整えなくてよい)

・決定事項(自分で書き分ける)

・次のアクションと担当者・期限(自分で書き分ける)

AI仕事相談所の「議事録を作る」は、この5点を質問形式でお聞きし、AIに渡す指示文を作成します。決定事項と次のアクションが独立した質問になっているため、取り違えを防げます。

会議の内容には、社外に出せない情報が含まれることがあります。AIサービスに入力してよいかどうか、勤務先のルールを事前に確認してください。取引先名や個人名を伏せて入力し、できあがった議事録に後から書き戻す方法もあります。

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